生活保護

家賃や水光熱費、食費、医療費、教育費などのふつうに暮らすために必要なお金が足りなくなるのを防いでもらう制度
お金
横山北斗
この記事は社会福祉士に監修されています
NPO法人Social Change Agency
横山北斗先生
【注意】この支援はウェブサイト上の情報だけで「利用できるかどうか」を判断するのがむずかしい
 少しでも気になったら、担当窓口にお問い合わせを。すばやく正確な情報を教えてもらえます。

家賃や水光熱費、食費、医療費、教育費などのふつうに暮らすために必要なお金が足りなくなるのを防いでもらう制度です。
具体的には、毎月つかえるお金が、国が決めている 「最低生活費(1カ月生活するのに必要な最低限度の金額)」 を下回らないように してもらえます。収入が最低生活費を上回るようになるまで利用できます。

  • 働いて収入があってもOK
    • 働いて収入があっても、その収入が「最低生活費」を下回るなら、不足分がもらえます。
  • 特定の項目(障害・ひとり親 など)にあてはまる場合は、少しだけ多めにもらえる

ぜいたくしていないのに生活費が足りなくて苦しいと感じるなら、最低生活費を下回っている可能性があります。

そんなときは、今寝泊まりをしている場所にある福祉事務所に、現時点での最低生活費の金額がいくらなのか を確認してください。

原則、生活保護の利用は同じ家計で暮らす「世帯」ごと

同じ世帯の(衣食住などの生活費の出どころが一緒の)身内やパートナーなどがいるときは、同じ世帯の全員が生活保護を利用することになります。
たとえば、そのなかの一人だけ利用することはできません。

※ DVや虐待などの特別な事情がある場合は例外があるので安心してください。その場合は、生活保護の申請に行く前に、それぞれの事情に対応した支援機関に事情を伝えてください。今後どのような選択肢があるのかを一緒に考えてくれます。手続きの同行や協力を頼めることもあります。

「1カ月生活するのに必要な最低限度の金額(最低生活費)」は、申請時点であてはまる条件によって大きく変化します

最低生活費の金額は、

  • 利用人数(同じ家計で暮らす人数)
  • 利用者全員の年齢
  • 寝泊まりしている地域でかかるお金のレベル

などの申請時点であてはまるたくさんの条件によって、大きく変わってきます。

たとえば、離婚や親からの独立、身内の死亡などで同じ家計で暮らす人数が変わったり、家賃相場や物価が大きく異なる地域への引っ越したりと、よくあるきっかけで、生活に必要な金額は変化します。

そのため、今の最低生活費の正確な金額は、 窓口に問い合わせて確認する必要があります。

最低生活費の具体例が紹介されているサイト:

 北海道室蘭市の例
参考:室蘭市"最低生活費の具体例"
  新潟県柏崎市の例
参考:柏崎市"生活保護の種類と内容"

※以下のサイトでは、最低生活費がだいたい何円くらいになりそうなのか計算できます。行政書士事務所が作成しています。 布施弘幸行政書士事務所HP “生活保護 金額 自動計算” http://fuse-law.jp/cgi-bin/welfare_money.cgi

生活するお金がたりないと感じたときは、その都度、現時点の最低生活費の金額を担当窓口に確認しておく

  • 生活保護は利用できる状態になっても勝手に適応されない
    • 申請することではじめて利用できます。
  • 最低生活費の金額さえ知っていれば、申請手続きに行くタイミングを決めやすい

以前問い合わせたことがあるひとでも、状況の変化によって最低生活費の金額が変わっていることがありますのでお問い合わせください。

参考:厚生労働省HP "生活保護制度"

参考:法テラス"生活保護制度とは、どのような制度ですか?" https://web.archive.org/web/20221205174009/https://www.houterasu.or.jp/app/faq/detail/01179

メリット

  • これから先のよりよい暮らしを準備するために必要な心の余裕ができる

    • 「最低生活費」とは「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことができる程度の金額とされています。(憲法第25条)
    • 最低生活費を下回る生活が続くことで、精神や肉体に悪影響がでてしまって事態が悪化する可能性があります。
    • 最低限度の衣食住を毎月確保されることで、 「今日必要なお金」の心配から一旦離れ、これから先のよりよい暮らしを考える余裕ができます。
  • 持病があってもお金の心配をせずに診療を受けることができる

利用の目安

この時点で最低生活費を問い合わせて確認:

  • 「生きるために必要なお金を支払うのがきつい」と感じたとき

申請の目安:

  • 収入が最低生活費の金額を下回っていて、使えるお金も残りが6〜7万円程度(2週間の生活費くらい)まで減ったとき
    ※申請からお金がおりるまで2週間程度かかります。タイミングをみて早めに申請してください。

詳細

利用手順


Step.1 注意点を確かめる

Step. 2 質問リストをつくる

Step. 3 窓口を見つける

Step. 4 窓口で説明を受ける

Step. 5 利用したいと思ったら手続きをする

Step. 6 審査結果の連絡を待つ

記事で紹介した支援

  • 生活保護

北九州市の情報

利用するには

この記事は支援情報をわかりやすくお伝えするため、かんたんな表現で解説しています。ご利用の際は必ず担当窓口でご説明をお受けくださいませ。

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横山北斗
この記事を監修してくれた先生
NPO法人Social Change Agency
横山北斗先生
社会福祉士として10年以上医療、介護、子育て、障害などに関する困りごとの相談に従事。
先生からのメッセージ
「社会保障制度を利用するのは、この社会で暮らす人の権利です。 自分がよりよく生きていくために必要な制度を利用する、そんな気持ちで、ぜひ制度や相談窓口にアクセスしてみてください。」